中小企業勤めと周りにいうのが恥ずかしいよ
大企業の友人と話していると羨ましくなる・・悔しい・・
- 中小企業はイヤだ・・悩みが解消できないの特徴
- 経験者が語る「中小企業のメリットとデメリット」
- モヤモヤを解消するために行動した実体験談
これを書いているのは・・
都内の大企業で総合職として働いているアラサーOL
★転職エージェントを利用して2度の転職を経験
★中小→大手の転職経験あり
★業務の8割は英語でのコミュニケーション
モヤモヤした気持ちを抱えながら働き続けているあなた。
一度自分の気持ちを見つめなおし、中小企業のメリットデメリットを再確認してみましょう。そうすれば少し気持ちをスッキリさせることができます。
更にやるべきことを行動に移せば、きっと良い結果が得られます!
中小企業がイヤなのはなぜ?

大体の日本人は、中小企業よりも大企業への入社を希望しています。
大企業以外は考えられない!
このように大企業絶対主義の人もめずらしくありません。
なぜこのような考えになるのでしょうか?
中小企業がいやだ!と延々と悩んでいる人は、周りと自分を比べてしまう傾向にあります。
中小企業はイヤだ!の理由
- 無名の企業に勤めていることが周りにばれると恥ずかしい
- 大企業にくらべて収入が低いことが多い
- 大企業より仕事の規模ややりがいが小さい(しょぼい)
周りと比べても仕方がない、大企業にだって大変なことはある。
それは分かっていても「やっぱり大企業にいけるもんならいきたい!」という人は多いです。
(実体験から)中小企業のメリットとデメリット

なんとなく大企業にいきたーい。という気持ちは分かります。
しかし、本当に大企業は中小企業よりすぐれているのでしょうか?
冷静になって「中小企業のメリットとデメリット」を一度確認してみましょう。
「大企業と差を感じたポイント」を実体験からお伝えします。
【中小企業のメリット①】ちょっとしたスキルがあれば第一線で大きな仕事を任せてもらえる
中小企業では常に人材不足といっても過言ではありません。
そのため、ちょっとしたスキルを持っていれば他の人に差をつけることができます。
大企業(現職)ではみんな英語を話せるので、英語が得意でも誰にもほめられません。
しかし、中小企業(前職)では人材の層が厚くないのでちょっと英語を話せることは大きなアドバンテージになりました。
英語を話せることで得たメリット(@中小企業)
- 英語を使用する業務を積極的にふってもらえる(頼られる)
- 海外出張に会社の代表として行くことができる
- スキルがあることで社内で一目置かれる
大企業では海外出張にいくことが出来る人材(英語ペラペラ)が豊富で、なかなか順番が回ってこないためです。
いま思えば、中小企業にいる間に複数回海外出張を経験できたことは貴重なことだったなと感じています。
また英語が話せるというだけで「この人はスキルがある人だ」と認識され、同時に「仕事ができる人」として見てもらえることもありました。
これは心理学でいう「ハロー効果」というものです。
このように「英語が話せる」という大企業ではありふれたスキルでも、中小企業では様々なメリットがあり仕事がしやすくなります。
その他一目置かれるスキル
- 経理知識
- プログラミングスキル
- 貿易実務
【中小企業のメリット②】同期や周囲との人間関係が深まりやすい
中小企業は同期や社員全体の人数が少ないので、濃い人間関係ができやすいです。
いや別に会社の人と仲良くなりたくないし・・(めんどくさい)
こう思う人も多いのですが、同僚とのつながりが深めるメリットもあります。
職場の人間関係を深めるメリット
- 他部署に依頼をする時、同期がいれば頼みやすい
- キーマンに気に入られれば断然仕事がしやすくなる
- 同期と仕事の悩み共有や相談ができる
金融業界など採用人数が多い大企業では、「同期600人」なんて事もあります。実際に友人から聞いた話です。
中小企業では同期は数人~十数人という事が多いです。
これなら顔と名前は覚えます。同期は、社内で数少ない「上下関係のない仲間」として支え合うことのできる存在です。

職場の人と無理に仲良くする必要は全くありませんが、個人的には「同期のつながり」はそれなりに大事にしても良いと思っています。
やはり同じタイミングで同じ問題に直面したり、会社のことをお互いよく分かっている分相談もしやすいからです。
人事情報の先取りやトラブル社員の対処法なども同期間で協力できる部分です。
筆者も同期には何度も助けられました・・辞めた今もプライベートで会う位特別な存在!
【中小企業のメリット③】経営陣との距離が比較的近い(決定が早い)
裏を返せばデメリットになりかねないですが、社長や役員などの経営陣と距離が近いことも中小企業のメリットといえます。
これはハンコリレーが必要な大企業と違い、社員→役員までの距離が短く素早い決断がなされるためです。
大手企業ではまず課長に許可をもらい→部長に許可をもらい→それからやっと役員に許可をもらい・・・といわゆる「ハンコリレー」が日々行われています。

それに比べると中小企業であれば、平社員のプレゼンを聞いた役員がその場で決断し次の指示が出されることもあります。
実際に・・・
- 筆者は前職(中小企業)で、定期ミーティングで役員に対してプレゼンを行っていました。
- その場で次の方針が言い渡されるため、すぐに次の行動に移すことが出来ていました。
【中小企業のデメリット①】給料が低い傾向にある
続いて、中小企業のデメリットを見ていきます。
1つ目は、大企業に比べて給料が低い傾向にあることです。
では年収を従業員規模1,000人以上の大企業と、従業員規模10~99人の中小企業で比べてみましょう。大卒男性・大企業勤務(平均42.3歳、平均勤続14.9年)の平均年収は725万6,100円。一方、中小企業勤務(平均44.3歳、平均勤続10.8年)の平均年収は514万9,400円。同じ大卒という学歴ですが、勤務先の規模で200万円の年収差が生じています。
引用:yahoo ニュース「同じ大卒でもこれほど年収が違うとは…「大企業」と「中小企業」の酷い給与格差」
このように、給料については差が明らかになっています。
給料は働くモチベーションにも大きく影響するので、重要視したい所です。
しかし、1つ知っておきたいのは、20代の間はあまり差が広がらないということです。
(完全実力主義の会社でない限り。)
その為、勤めている中小企業に数年しかいないつもりであれば過度に気にしすぎることはありません。
転職を見越して中小企業で経験を積むのであれば低い給料はそこまで気にしなくて良い。
【中小企業のデメリット②】限られた人間関係になじめないとキツイ
中小企業の人間関係はとても狭いです。
地方支店の社員でも、なんとなく名前を知っている。こんなウワサを聞いたことがある。

こんなレベルの人間関係です。
そのため一度悪い印象を持たれてしまうと、その後改善することが難しいです。
大企業であれば人間関係をこじらせてしまっても、全く別の部署で新しい人間関係を作ることも可能です。
人間の第一印象を変えるのは、実はかなり難しい。
【中小企業のデメリット③】独特な業務フローがある
次は筆者も苦い思い出が多いポイントです・・・。
中小企業には非効率ともいえる独特な業務フローがあったりします。
何のためにこの帳簿つけてるんだろう?
何でこの仕事うちの部署がやってるんだろう?
小さい会社では、こういうことはザラにあります。
・・・・であれば業務改善を提案すれば良いのでは?
と思うかもしれません。
それが出来れば一番良いですが、仕組みを変えようとするとナゼか猛烈に反対してくるベテラン社員が出てきたりします。
- この人を説得する労力を使ってまで、自分が業務改善を進める必要があるか?
- 面倒だけど、このままルール通り作業を終わらせた方が早いな・・。
ほとんどのケースでこういう結論にいたります。
【中小企業のデメリット④】IT化が発達していない(いまだにFAX・・・)
小さい会社ではいまだにFAXをつかっていたり、PCの共有ファイルではなく紙で書類を保管していたりします。
中小企業の方がIT化が進みにくい傾向にありますね。これにもいろいろ原因があります。
中小企業のIT化が進まない理由
- 新しいシステムを導入する費用がない
- 人材不足のため「業務の効率化」という仕事をする人員が確保できない
- パソコンもあまり使っていないような小さい会社との取引が多いためFAXで連絡しなければならない
大企業こそIT化の重要性を理解しており、またその為の費用と人員も確保できる「余裕」がある為IT化は計画的に進められます。
中小企業コンプレックスが消えないなら行動するしかない
中小企業のメリットとデメリット、あなたはどのように感じたでしょうか。
大企業には無いメリットがあることに気付いた!
よく考えるとデメリットは意外と気にならないかも
このように納得できたでしょうか?
そういう人は、思い切って一度大企業に転職してみることをオススメします。
そんな理由で転職するなんてアリ?
そんな理由で・・と思うかもしれませんが、これから何十年モヤモヤした気持ちで働くよりも一度行動してみた方が絶対に良いに決まっています!
と、筆者は思います。
やっぱり自分には中小企業があっていたかも・・・。転職してそう感じたのであれば中小企業にまた転職してみれば良いのです。
いまの時代、20代でも2回以上転職する人はめずらしくありません。
なんと、過半数の人が1回以上の転職を経験しています。
とはいえ大企業に入れなかったから中小で働いているんだけど?
新卒採用であこがれのあの会社に入りたかったけど普通に書類選考で落ちた・・・。
そんな経験はだれでもあると思います。
実際に筆者は24歳と27歳の時に2度転職を経験しています。(中小→中小→大手)
1社目を1年でやめてしまった時はもうまともな会社には入れないかも・・とネガティブになったこともありました。
しかし実際そんなことはなく、1社目より好条件の企業へ入社することができました。
筆者が実行した転職戦略は以下の記事で紹介しています。
▼この記事も読んでみる
凡人が英語を武器に「やっぱり大企業に入りたい!」を叶える3ステップ
(実体験)中小→大企業へうつった感想

そうはいっても急に「転職しよう!」とはならないかもしれないので、参考までに経験談として筆者のケースを紹介します。
筆者は中小企業で働いていましたが、中小企業にモヤモヤした気持ちもあったので大企業へ転職しました。
実際のところどうだったんでしょうか?
転職4年目、結果として大成功だったと感じています。
大企業に転職して良かったこと
- 年収が300万あがった
- レベルの低い人がいない
- 行き詰れば部署異動ができる
その他にもいろんな面で満足しています。
筆者は「給料アップ」に非常に満足しているので、自分が「転職でなにを叶えたいのか」じっくり考えてみるのが大切かもしれません。
大企業のメリット(実体験)については以下の記事を参考にしてください。
▼この記事も読んでみる
結局のところ大企業で働けて幸せ?入社して感じたメリットとデメリット
まとめ:中小企業がいや!ネガティブな気持ちがきっかけで行動を起こすのも悪いことではない

中小企業に対してモヤモヤした気持ちが無くならないという人。
中小企業のメリットとデメリットをしっかり確認した上で気持ちが変わらなければ、思い切って転職することも選択肢にいれてみましょう。
まずは転職エージェントに自分の気持ちを伝えてどんな行動が起こせそうか相談してみるのも良いかもしれません。
転職する気がなくても相談できること
- 自分の経歴ならどのような企業に内定をもらえる可能性があるか
- あこがれの企業が求めているスキルは?自分に足りない部分は?
- 5年後、10年後を見越したオリジナルのキャリアプランを相談
こんなことを気軽に相談できます。
「転職する気がなくても相談だけでOK」というのは公式HPに書かれていることなので安心して相談してくださいね。
筆者も実際に転職エージェントに小さな悩みから大きな悩みまで相談しながら最終的にリンク先のエージェント経由で内定を決めました。
非公開求人を紹介してもらえる以外にも、面接練習をしてもらえるやマル秘情報を教えてもらえるなどかなりお得なツールになっています。
▼この記事も読んでみる
(経験談)結局転職エージェントって本当に最後まで無料?内定が出たら転職しないといけない?
「中小企業がイヤだ!」という自分の感情に対して「くだらない考えだな・・」と無視することなく、「では何か一歩行動してみよう!」とポジティブに向き合ってみましょう。
まず行動してみる人には、絶対良い結果が返ってきます^^
おわり。
word:中小企業 いやだ はずかしい
筆者がつとめていた創業50年越えの中小企業は不思議ルールの宝箱でした♪