転職活動中だけど、志望動機が思いつかない・・
効率よく進めるために何社か同時に書類を出したい。志望動機は使い回しちゃダメ?
- 転職活動で志望動機を使いまわして応募することは可能かどうか
- 時短で選考に通る志望動機を作成する最強フォーマット
- 一部上場企業に内定をもらった筆者の志望動機を公開
これを書いているのは・・
都内の大企業で総合職として働いているアラサーOL
★転職エージェントを利用して2度の転職を経験
★業務の8割は英語でのコミュニケーション
転職活動では、限られた時間の中で効率的に企業に応募していく必要があります。
その中でも毎度求められるのが「志望動機」の準備ですが、正直コピペして使いまわせるのであれば一番早いし楽です。
コピペで使い回し、は可能なのでしょうか?
そして、2度転職経験がある筆者が実際に使用した志望動機を時短でしあげる「最強フォーマット」を共有したいと思います。
時短で仕上げたにもかかわらず選考に通る最強のフォーマットになっています。
誰でも使えるのでぜひマネすれば、選考通過率がグッとあがること間違いなしです◎
志望動機をコピペで使いまわすとどうなるのか

結論から言うと、志望動機をコピペで使いまわすと速攻でバレて落とされます。
まず、コピペで何社にも使えるような志望動機は人事担当から見ると一発で分かります。
正直人事担当でなくとも分かります。
ネットや就活本に転がっているような言い回しはみんなが使っているのです。
見飽きたものです。
しかし私はコピペで使いまわすなんてダメだよ!と言いたいのではありません。
20代で2回転職活動を経験しましたが、大して志望度が高くない会社の志望動機を作り上げる苦痛は分かります。
しかしコピペの志望動機で選考を通過できるほど転職活動は甘くありません・・・
志望動機のコピペはばれる。じゃあどうすれば良いのか?
コピペがダメかもしれないけど、時間がない。一社ずつオリジナルの志望動機を用意するのは手間で仕方がない。
ではどうすれば良いのか。
転職経験2回、少なくとも50社以上の志望動機を書き上げてきた私がお伝えしたいのはこれです。
「志望動機のフォーマット」を作り圧倒的に短時間で仕上げる!
志望動機をつくる時に、一から文章を考え始めるから時間がかかるのです。
「文章のフォーマット」を作ってしまえば、更に書類審査も通過できる説得力のある志望動機になります。
志望動機の重要性
説得力のある志望動機を短時間で書き上げるために、まずは志望動機の重要性について理解しておきましょう。
志望動機は、面接が上手くいくかどうかが決まる分かれ道となります。

志望動機が上手く伝われば、面接がスムーズに展開する。
志望動機があやふやに伝わると、第一印象が悪くなる(持ち直しは至難のワザ)
これはなぜかというと、志望動機は面接の序盤に聞かれる質問だからです。
経験上、自己紹介の次に聞かれることが多いです。
そして志望動機を入口にして質問が進む(掘り下げられていく)という流れが鉄板になります。
志望動機で見られている所
転職活動においては「なぜいまの会社ではダメで、うちの会社に入りたいのか?」という所をしっかり見られています。
新卒の就活とはっきり違う点です。
面接の入口となる志望動機は、かなり重要度が高いものとなります。
「選考を通過する志望動機」を短時間で仕上げる方法

それでは選考に通る志望動機を短時間で仕上げる方法について説明します。
志望動機を短時間で、かつ選考に通るものに仕上げるためには「志望動機のフォーマット」を作ってしまうことです。
フォーマット作成に必要なのはこの2つです。
「転職の軸」
「転職の軸をこの会社で叶えられる理由」
そして、このように型に当てはめてしまいます。
志望動機作成フォーマット
- 自分には、このような「転職の軸」があります。
- そして、「転職の軸をこの会社で叶えられる理由」があるため、御社を志望しました。
転職の軸というのは、その人が転職で叶えたいこと。自分の信念の根幹となる部分です。
つまり、面接を受けるたびにコロコロ変わってはいけません。
(ということは、「=コピペしても問題ない」とも言えます。)
そうなると毎回準備しないといけないのは「転職の軸をこの会社で叶えられる理由」だけです。
わたしの「転職の軸」を叶えられるのは、御社しかないんです!
このように面接官を納得させる理由が必要です。
逆にこの「転職の軸をこの会社で叶えられる理由」さえ用意できれば、フォーマットに埋め込むだけで筋の通った志望動機が完成します。
それでは、この「転職の軸」と「転職の軸をこの会社で叶えられる理由」は例えばどのようなものになるでしょうか。
詳しく解説していきます。
【時短志望動機に必要なもの①】「転職の軸」
時短で志望動機を書き上げるために必要なこの2つについてしっかり説明します。
「転職の軸」
「転職の軸をこの会社で叶えられる理由」
まずは転職の軸について触れていきます。
転職の軸とは、自分がなぜ転職をしたいと考えたのか根幹となる信念のことです。
転職の軸・・例えばこういうもの
- 経理スキルを活かして会社に貢献したい!
- 新規開拓の営業ではなく、既存顧客のルート営業でお客様と丁寧に信頼関係を築いていけるような営業がしたい!
うーん・・でも僕が転職を考えたのは、残業を減らしたいのと、パワハラから逃れたいと思ったからだよ。
もしかしたら本音はネガティブな理由が転職を考えるきっかけかもしれません。
筆者もきつい職場にいたことがあるので、気持ちはよーく分かります!
そしてこの軸はブレてはいけない所です。
どの面接でも使うものだからこそ、しっかり作りこんで掘り下げられても語れるようにしつこく準備しておいてください。
転職の軸を面接の度にコロコロかえると説得力が薄いものに仕上がり、掘り下げられた時にしっかり話すことが出来なくなってしまいます。
逆に言えば、一度しっかり作りこんでおけば面接の度に何かを用意する必要は無くとても楽になります!
【時短志望動機に必要なもの②】「転職の軸」をこの会社で叶えられる理由!
つづいて「転職の軸をこの会社で叶えられる理由」についてです。
「転職の軸をこの会社で叶えられる理由」とは、なぜこの会社だと自分の信念を叶えらえると思ったか?という部分です。
「転職の軸をこの会社で叶えられる理由」・・例えばこういうもの
- 会社の持っている特別なサービスや技術を魅力的だと感じたから。(=自分のスキルを存分に生かせる)
- ルート営業が中心で、顧客との取引実績も長いから。(=お客様と丁寧に信頼関係を築いていける)
この「転職の軸をこの会社で叶えられる理由」」をどの会社でもコピペで使いまわせるようなボヤっとしたものにすると痛い目をみます。
え。じゃあそれうちの会社じゃなくても良いよね?
絶対にうちの会社じゃないといけないんだ!という強い思いが感じられないなぁ
残念ながら面接官からはこんな風に受け取られてしまいます。
このレベルでは中々選考を通過できないのです。
自分の信念の理由は、
「なぜこの会社が自分の信念を叶える理由になるか」「なぜ競合他社ではなくこの会社ではならないのか」
という所を、きっちりと練っていく必要があります。
①転職の軸
②転職の軸をこの会社で叶えられる理由
を用意してフォーマットに落とし込む。
- 「転職の軸」とは、自分がなぜ転職をしたいと考えたのか根幹となる信念のこと。
- 「転職の軸をこの会社で叶えられる理由」とは、なぜこの会社だと自分の信念を叶えらえると思ったか?という部分。
一部上場企業に内定をもらった文章を公開

「選考を通過する志望動機」を短時間で仕上げる方法をお伝えしました。
参考に、私が実際にフォーマットを使用して作った志望動機を紹介したいと思います。
前の章で述べた「転職の軸」と「転職の軸をこの会社で叶えられる理由」については以下の通りです。
→大きなフィールドでグローバルな仕事に挑戦したい。
→前職の経験を活かしたい
→全世界にネットワークを持っており、業界トップレベルの優位性を持っている。
→関係各所との調整力や交渉力という点で強みを持って会社に貢献できる
実際に面接で使った文面はこちらになります(身バレのため一部ぼかします)
話し言葉用に書いているので文面にすると言い回しに違和感がありますが、そのまま載せます。
<実際に面接で使用した志望動機>
大きく分けて2点あります。
1点目は、現在勤務している会社自身が海外との取引経験が浅かったような状況の中、新規海外仕入先との取引を確立し様々な課題をクリアしてきた経験があり、今回応募した仕事でも必要とされると思われる関係各所との調整力や交渉力という点で強みを持って御社に貢献できると考え応募させて頂きました。
2点目として、現職では海外相手の仕事のボリュームがまだまだ小さく、私自身もっと大きなフィールドでグローバルな仕事に挑戦したいという気持ちがあります。そのような考えのもと今回転職を決断しており、貿易事務の仕事であったり世界的に事業を展開している企業に興味を持ちました。その中で御社の求人を拝見し御社や業界について調べ、御社が○○事業に特化し世界レベルで優位性を持ち、技術革新などでも先陣を切っていることなどを知り、人々の生活インフラを支える責任ある仕事に魅力を感じました。
もちろんその規模、責任の大きさ故、かなり厳しい面もあるであろうと理解しておりまして、長期的な対応が必要となる業務である為、関わる人間やトラブルも多く、そして1つのトラブルで大きなアクシデントや損失に繋がってしまうこともあり苦労する局面も日常風景だと思われます。
しかしそういった状況を乗り越えて○○という業務を無事完了させるという達成感とやりがいも人一倍だと思いますので、トラブルに対しても当事者意識を持ってチャレンジしてみたい!と考えております。
そして、会社として厳しい状況の中でも自分事として考え会社を支えられるような人材として活躍したいです。以上のような考えを持って今回選考の機会を頂ければと思い応募させて頂きました。
いかがでしょうか?
この志望動機について「おお!」と思った人も「うーん、微妙」と思う人もいるかもしれません。
しかし、これで一部上場企業(激戦)の内定を獲得したのは事実です。
少なくともうちの会社の面接官は納得してくれたということになります。
続いては、「どうやって志望動機をこのレベルまで仕上げたか?」ということをお伝えします。
実は、わたし1人で書き上げたわけではないのですね~。
どうやって志望動機を内定獲得レベルまで持っていったか?

結論から言うと、志望動機は転職エージェントに添削してもらい仕上げました。
リクルートやマイナビが展開している就職/転職支援サービス。
・・転職希望者1人に対してリクルートの担当者1人。という形で担当制をとっているケースが多い。普通にリクナビなどを使うより、密なサービスを受けることが可能。 面談や電話/メールを通しての悩み相談など 。。
やっぱり1人よがりに仕上げた志望動機よりも、何人もの転職希望者と向き合ってきたプロの目で最終チェックをしてもらった方がレベルが高くなるものです。
そりゃそうですよね。
わたしは遠慮なく面接の度に「添削」と「模擬面接」をお願いしましたが、快諾して何度も付き合ってくれました。

「転職エージェント」と聞いて、「なんか大変そう・・」「本当に転職するかまだ分かんないんだけど・・」という人も全然オッケーです。
上記のような疑問がわいた人は、こちらの公式HPから詳細を確認してみてください。
(リンク先の企業ロゴをクリックで回答がのっているページに飛びます。)
こちらは実際に筆者が今働いている企業の内定を決めたサービスなので自信を持ってオススメできます。
- 職務経歴の書き方セミナー(90分)
- 面接力向上セミナー(90分)
など、オンラインで受けられるセミナーもあるので転職活動を始めたばかりで動き方が分からないような人にもおすすめです。
登録してこういったセミナーを受けるだけでも良いでしょう。無料なので。
まとめ:志望動機はコピペするとばれるので、時短フォーマットで素早く書いてプロの目で仕上げてもらうのがベスト!
以上、コピペせずに効率よく選考に通る志望動機を仕上げる方法を紹介しました。
まず志望動機の使い回しはどうやっても良い結果につながりません。
そもそも選考に通らない。通ったとしても薄っぺらい志望動機でホイホイ内定を出してくれるような企業はそもそも怪しいです(離職率が高いなど)。
そこで、「志望動機のフォーマット」を用意して「転職の軸」と「転職の軸をこの会社で叶えられる理由」を埋め込めば時短、かつ選考に通る志望動機を仕上げられることをお伝えしました。
さらに転職エージェントで最終チェックをしてもらえば選考通過の可能性はグッとあがること間違いなしです。
転職活動は一人でがんばると大変なので、うまく転職サービスを活用して色んな人に助けてもらいましょう!
word:志望動機 コピペ ばれる
正直コピペが一番楽だし、選考に通るならそれで済ませてしまいたい。