バリバリ働きたいんだけど、「転勤」がある会社が多いな~。全国を転々とする生活・・何年も続けられるかな?
全国に支社があるような大きな会社の総合職は「転勤必須」が多いみたいね。
バリバリ働きたいけど転勤はしたくない!
男女問わずこう考えている若者は多くいるようです。
いわゆる「キャリア組」は、地方各地に転勤し、様々な部署で活躍して経験を積んでいく・・これがサラリーマンの王道出世ルート・・
という価値観が日本企業にはまだまだ残っていますね。

ただこの「転勤」というシステムはプライベートにも大きく影響してきます。
数年ごとに勤務地が変わり交友関係もどんどん希薄になっていき、恋人が出来てもすぐ遠距離恋愛になってしまったり、結婚すると赴任先へ家族を連れていくか・離れて暮らすか選択を迫られたり・・・
そのようなデメリットから、特に女性は、総合職で働ける能力があるのに事務職・一般職を選択する人が一定数います。
事務職も良いですが、せっかく学業で優秀な成でで4年制大学を卒業しているのに、転勤がネックで総合職を諦めるのは何とももったいないですよね。
今回はそんな悩みや葛藤を抱えている方に、「エリア総合職」という枠をご紹介したいと思います。
この働き方は、総合職だけど始めから転勤は「無し」という条件で雇用されています。
今回の記事がオススメの人は・・
★総合職の仕事に就き活躍したいけど転勤はしたくない・・何か良い方法は無い?
★エリア総合職という働き方に興味がある
本記事では、エリア総合職という働き方のメリット・デメリット、実際にこの枠で働いてみた結果オススメできるかどうかについてもお伝えします。
「転勤が無く」「女性が多い」ので子育て中でもしっかり稼ぎたいママにもオススメの働き方!
これを書いているのは・・
都内の大企業で総合職として働いているアラサーOL
★転職エージェントを利用して2度の転職を経験
★前職は総合職。転勤の可能性はあったが経験は無し。
★転職後、現在「エリア総合職枠」で勤務中。
★ 既婚。1児子育て中。
転勤したくない若者に。エリア総合職という働き方

まずエリア総合職とは、一言で言うと「転勤のない総合職」のことです。
そのまま。
筆者の会社では採用時点で勤務エリアが決まっており、地方の支社などへの勤務地変更が発生しません。
別枠で「転勤がある総合職」もおり、その人達と任されるポジションは同じです。仕事内容も同じです。
人によっては良いとこどりのポジションに見えますよね。
異なる点としては、転勤有りの総合職とは給料が違ったり、出世が頭打ちだったり、経験を積めそうな核となる仕事を任せてもらえづらいなどの差があります。
銀行や保険業界、その他大手企業にも広まってきている働き方です。
この「エリア総合職」という枠で働くことでどのようなメリットがあるのでしょうか、また反対にデメリットもあるのでそこを飲み込めない方は他の働き方も検討しましょう。
「エリア総合職」として働くメリット。給料?やりがい?

エリア総合職という働き方のメリットはなんでしょう。以下のような点があげられます。
①転勤エリアが限られている
これだよ、コレェ!!
本社が東京にしかない中小企業だと転勤の可能性は無いかもしれませんが、安定・高い給料の大手企業は地方各地に支社を構えていることが多く、数年周期で転勤が発生するジョブローテーションがあります。
もちろんビジネスマンとして経験を積んでいくという意味では良いステップなのですが、新しい土地での生活に慣れたと思ったらまた異動、結婚後も家族を連れてあちこちへ転勤し子供は周囲と深い交友関係を築けない・・などプライベートにも大きく影響してきてしまいます。

夫婦そろって転勤アリの総合職で勤務している場合、違うエリアへ転勤になった場合どちらかが仕事を辞める、という選択肢も考えなければなりません。(同じ会社だとある程度考慮してもらえる可能性もあるんですけどね・・)
こうなると仕事が私生活に与える影響がかなり大きいですよね。
「エリア総合職」だと採用時点から働くエリアが限られている為、「予想外の時期に予想外の土地へ転勤」というようなサプライズにあうことはありません。
結婚、子育てなどのイベントも計画が立てやすい!
②やりがいが大きい

エリア総合職の人達は、営業・広報・経理など様々な部門で主力選手として活躍している場合も多いです。
会社を支える「柱」として大事な仕事を任されるので一般職より「大きなやりがい」を感じることが出来るポジションです。
転勤は出来ればしたくないけど、仕事が大好き!色んな仕事をしてみたい!という人はエリア総合職として様々な部署で経験を積んでいくのが楽しいのではないでしょうか。
③満足感、自信を得られる

仕事に夢中!というタイプでは無くてもエリア総合職で勤務している人もたくさんいます。
筆者もそうですが何故エリア総合職枠で働いているかというと、やはり責任のある仕事を任されることに対して「満足感」や「自分に対しての自信」が生まれるからです。
無理かも・・と思った業務を何とかこなせた時には達成感がありますし、エリア総合職として働いている自分を誇りに思う気持ちもあります。
エリア総合職は、転勤有りの総合職に比べて職種や責任範囲が限られていることもあります。これが良いか悪いかは人によります。個人的には、転勤有りの総合職がキツイ仕事を振られているのを見ると正直、エリア総合職枠でよかった・・と思うこともしばしば。
④比較的高い給料が出る

会社によっては一般職と総合職で年収の差が倍以上になることもあります。
基本給も違いますし、手当が付いたり、残業が増えがちなのも一因ではありますが、責任範囲が違う分金額の差は明確につけられています。
【筆者の場合】
エリア総合職は、転勤有りの総合職についている手当が付かなかったりします。でも、給料としては一般職より総合職に近い金額をもらえるパターンがほとんど。
「エリア総合職」として働くデメリット。女性は大変なことが多い?

では次に、エリア総合職として働くデメリットはどんなものがあるでしょうか。次の通りです。
①女性は働きづらさを感じたり、無理をしがち・・
エリア総合職で働く女性は多いです。
筆者の会社だと、恐らくエリア総合職枠で働いているのは全員女性だと思われます。男性を採用した話は聞いたことがないですね・・
一方で転勤有りの総合職枠はほとんどが男性。最近では女性社員も増えていますが総数としてはやはり男性の方が多いです。
そうなると総合職の仕事は男性の体力ベースに進められる為、総合職の女性は増えていく残業についていけなかったり、男社会特有の強引な仕事のやり方に悩まされたり、ということもよくあります。
エリア総合職も、あくまで「総合職」。ハードな仕事のペースについていく必要があります。
繁忙期やトラブルが発生した時には、一般職より残業時間がグッと増える時もあるよ。
無理が続いていると感じたら、仕事のボリュームについて上司と相談する、リフレッシュできる方法を身に着けておくなど対策しましょう。
②やってる仕事は総合職と同じなのに、給料や待遇が違う!と葛藤する
これは実際に筆者の周りでよく起こる話です。
筆者の会社では転勤ありの総合職と、エリア総合職の仕事内容は同じです。仕事のハードさや、残業時間もほぼ同じと感じている社員が多いです。
違いと言えば、「転勤があるかないか」
その1点の違いにより、基本給や受けられる福利厚生が大きく違います。
筆者の会社だと、同じ年次で10万円弱基本給が違うよ。
その為、「待遇の差をつけすぎではないか」という意見がよくあがります。実際に人事にもの申した人もいました。
「転勤があるかないか」が大きなポイントだというのは理解しています。ただ、転勤を経験していない社員も一定数おり、その人たちと同じ仕事、たまには自分の方が大変な思いをしていることが多いと「何でこんなに待遇が違うんだ!?」という不満を抱えてしまいます。
でもやっぱり転勤はしたくないしね・・うーん、葛藤だね。
「転勤が無い」ことで「待遇が下がる」ことを飲み込めるか自分の中で確認しよう。不平等感を感じる場面は正直あるのでストレスが大きく感じる場合は別の働き方も検討した方が良いかも。
- 「これをやれば、そりゃ運気はあがるよね」と誰もが納得できる38の習慣を知ることが出来ます。
- 人生を一変させることができないのは「現状バイアス」が働くから。
人生を加速させたいなら「毎日じわじわちょっとずつ」がポイント。 - 1日1分の開運ルーティンで3か月後の現実が大きく変わる。
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まとめ:転勤したくないのなら・・エリア総合職はアリ!by筆者

以上、総合職として社会で活躍したいけれど転勤はしたくない!という人向けにエリア総合職という働き方をご紹介しました。
この枠で勤務している筆者の感想としては、転勤アリの総合職と結構な給与差がついている点で不満がないとは言えないものの、
自分の能力を活かせる仕事を任せてもらえる・それなりのお給料をもらえる、かつ転勤が無い為結婚後もライフプランを計画しやすい。というメリットを十分に享受していると感じています。
当面は今のポジションで頑張りたいと思っています。
総合職として勤務してみたいけど「転勤」という条件がネックになり躊躇っている方、一般職として勤務しているけれどもう少し仕事を任されたい!責任範囲の大きい仕事をしたい!という気持ちのある方、
ぜひエリア総合職採用枠のある会社を探してみてください!
仕事もプライベートも犠牲にしないぞ!
おわり。
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